異世界恋愛 短編

弟に婚約者を奪われ追放された薬草好きの伯爵令息、帝国の薬草園で幸せなスローライフを送る!俺がいなくなった領地は薬草不足で崩壊しました(ノД`)シクシク

山田 バルス 2026/03/19 公開 2026/03/19 12:20 更新

あらすじ

小国ルクセンランド王国北部――名門グレーヴェンマッハ伯爵家の庭園で、ひとりの青年がしゃがみ込んでいた。
「うん……よく育ってる」
 アクセス=グレーヴェンマッハ。穏やかな緑髪の伯爵令息だが、剣や政治には見向きもせず、ただ薬草を愛していた。小さな芽に触れ、彼は静かに微笑む。
「この回復草があれば、きっと多くの人が助かる」

 だが、その平穏は唐突に壊される。
「兄上、また土いじりですか?」
 弟ネトルドの嘲笑。その隣には、かつての婚約者アルビーがいた。
「私はネトルド様と婚約しましたの。あなたでは頼りないもの」
 冷たい宣告に、アクセスは言葉を失う。

 その夜、父ワルソック伯爵は無情にも告げた。
「お前には失望した。勘当だ。出ていけ」
 継母の嘲笑の中、すべては奪われた。

 数日後――。
 わずかな荷物と共に、アクセスは国を追われる。だが彼の胸にあったのは絶望ではなかった。
(これで自由に薬草を育てられる)

 辿り着いたのは隣国スペイラ帝国、モナコラの町。そこで出会った薬草園の女性サリーに拾われ、彼の新たな人生が始まる。
 やがて彼の育てる薬草は“奇跡”と呼ばれ、帝都にまで名を轟かせた。

 一方その頃――。
 故郷では魔物被害が広がり、薬草不足により領民は苦しんでいた。
「前の若様なら助けてくれたのに……!」
 重傷を負ったネトルドは後遺症を残し、伯爵家は急速に没落していく。

 青空の下。
 アクセスは今日も畑を耕し、穏やかに笑う。
「いい天気だな」

 追放された青年は今、誰よりも自由で――そして幸せだった。

ポイント

総合ポイント 232
日間ポイント 0
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最高順位 [未取得]
評価ポイント 22295.7% ブクマ×2 104.3%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/29〜11/04(7日間)
ブクマ 5+0(7日間)
6 5 4 10/29 11/01 11/04
評価ポイント 222+0(7日間)
223 222 221 10/29 11/01 11/04

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/04 5 ±0 222 ±0
11/03 5 ±0 222 ±0
11/02 5 ±0 222 ±0
11/01 5 ±0 222 ±0
10/31 5 ±0 222 ±0
10/30 5 ±0 222 ±0
10/29 5 ±0 222 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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