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月影 夢美音 2021/03/16 公開 2023/07/21 01:32 更新
学力エリートや富裕層に支持されている、名門 氷輪紅(ひょうりんくれない)高等学校に通う望月華淋(もちづきかりん)16歳は、日本人特有の黒髪ではなく、黒髪なのにキラキラとラメのように輝き、中側の髪はラピスラズリの美しい輝きを放つ色をしていて、化け物の子と囃し立てられていた。それに付け加えて物心がついた頃には『妖精』という非現実的な生物を視て、会話を交わし、彼らがくれる莫大な魔力を制御できず、非科学的な不可思議現象を起こし、先生やクラスメイト、自宅や学校周辺の人達までもが恐れ、気味悪がられ、最初はいじめられていたが『関わると祟られる』と、近づかなくなった。
自宅に帰っても気が休まることはなく、両親はそれぞれ別の思い人を作っては自分を邪魔扱いをした。それだけではなく、ストレスの捌け口にされ、暴力、ネグレクトなどを受けていた。家庭は借金を抱えて貧困しているにも関わらず、見栄を張り、外面だけは良く見せていたため警察などには通報されることもないまま毎日をただただ、ロボットの様に過ごして生きているのか死んでいるのか、分かるわけもなかった。
唯一、いつも味方でいてくれた幼馴染であり親友の本田理沙(ほんだりさ)は彼らが原因で死んでしまい、彼女の残してくれた言葉を頼りに学校を飛び出し、家にも帰らず、ただひたすら走って走って力のある限り現実から逃げ出した。
そのたどり着いた場所は辺鄙で神聖的な森に住むルラスィオンと名乗る魔法使いに出会い、運命は180度変わっていくのだった。
「望月華淋ちゃん、君がここに来ることを僕は知っていた。これは運命なんだ。僕の弟子にならないか?」
「は・・・・?ごめんなさい、誰か分からないんですけど・・・・ストーカーですか?」
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