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蒼井のはら 2021/12/25 公開 2022/01/05 08:03 更新
ミランダ歴三百二十五年、ヴィルフォード帝国東部地方の鉱山にて、ある技師により画期的な乗り物が発明された。石炭を燃料とし、当時最先端の技術だった蒸気機関で走る列車は蒸気機関車と呼ばれ、瞬く間に帝国を縦横無尽に走るようになった。
人々の生活に多大な変化をもたらした鉄道は恩恵と同時に激しい損害ももたらした。
田舎からヴィルフォード帝国首都アレスタに出てきたばかりのシャーロットは蒸気機関車のせいで両親が亡くなったため、鉄道を嫌っていた。
とは言え、今や鉄道はヴィルフォード帝国の主要産業。暮らしていくために背に腹は代えられない。仕方なく駅の二等客車専用食堂で働き始めた彼女に、職場の上司が低くささやいた。
「私達と鉄道のない世界を目指しませんか」
※この作品は『魔法のiらんど』にも掲載しています
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