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横谷昌資 2024/04/13 公開 2025/07/21 11:25 更新
精神感応能力(テレパシー)を持つ男子高校生・秀明。彼は今日も古本屋シャハシュピールの代理店長として読書を楽しみながら穏やかな日々を過ごし、そして人々の複雑な心の内を覗き込む。
住み込みアルバイトとしてやってきた学校の後輩である龍介との新生活を始めた秀明。彼は自身が超能力者であることを隠しながら生活する中、自分の秘密を唯一共有している従妹の冴やクラスメイトで友人の七瀬(龍介の恋人でもある)たちと平和な日々を過ごしていた。そんな中、秀明は「シラノ・ド・ベルジュラック」という一冊の本から四人の少年少女と関わることで彼らの隠された深層心理を暴き出していく。(箱庭の魔法使い-Snail and the Angel-)
祖父の秀隆がドイツから一時帰国、龍介の兄であり探偵をしている辰彦との顔合わせなどをする中、秀明は猫をなくした少女と失恋を重ねる少年の心を読み取っていく。テレパスであることを明かすことはできない一方で全ての真実を知った秀明は「命を弄ぶ男ふたり」という物語を鍵に自分に何かできることはないかと考えるのだが、事態は思わぬ方向へと展開していくのだった。(箱庭の魔法使い-Atavism of Twilight-)
喫茶店シャンゼリゼでのひと時。店内で別れ話をしている高校生・由魅と祥夫。と、その隣の席で、花屋イル・フラウト・マジコで買ったのであろうオレンジ色のラナンキュラスの鉢植えをぼんやりと眺める、何らかの超能力を持った少女。その三者の深層心理を読み取っていくことで、秀明は非常に興味深い愛と嫉妬と欲望の世界を垣間見ることになるのだった。他二篇(箱庭の魔法使い-Swans Reflecting Elephants-)
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
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