ホラー 完結・全47話

『KJ-017』〜ある探偵事務所から流出した、人を消す動画の記録〜

桜田リコ 2026/05/24 公開 2026/07/09 17:10 更新

あらすじ

物語の舞台は、東京・吉祥寺の路地裏にある、築年数不明の雑居ビルに居を構える久世(くぜ)調査事務所。

所長の久世透は、デジタル機器を一切持たず、古いガラケーと紙の資料を愛用する、アナログな調査を信条とする探偵。

一方、助手の篠崎ミナは、18万人以上のフォロワーを持つSNSのエキスパートであり、ネットの深淵を監視する情報工作の専門家だ。

ある雨の日、友人が急に姿を消したという一人の女性が依頼に訪れる。

失踪した女性・三上葵は、消える直前まで「人間関係を整理する」という言葉を繰り返し、自身のSNSアカウントを次々と削除していた。

彼女が心酔していたのは、ネット上で急速に拡散している、ダークグリーンの髪が特徴の合成音声キャラクターが登場するメンタルケア動画だった。

動画の内容は、当初は「頑張りすぎなくていい」「自分を大切にしよう」という、現代人の疲れに寄り添う極めて真っ当な癒やしから始まる。

しかし、視聴を続けるうちに、そのメッセージは巧妙に『不要な他者の排除』や『孤立の肯定』へと変質していく。

久世とミナが調査を進めると、同様の失踪者が各地で続出していることが判明する。

失踪者たちは皆、同じ動画を浴びるように視聴し、やがて口を揃えて同じフレーズを使い始めていた。

『選ぶ』
『距離を置く』
『流されない』
『自分を守る』

この現象の真の恐怖は、動画が『命令』をしているのではないという点にある。視聴者は、動画の完璧すぎる『正論』に触れるうちに、『自分自身の意志で、孤独を選んだ』と骨の髄まで信じ込まされていくのだ。

ポイント

総合ポイント 32
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 2062.5% ブクマ×2 1237.5%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
6
感想
6
レビュー
1
評価者数
3
平均評価
6.67
週間読者
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ブクマと評価ポイントの推移

10/29〜11/04(7日間)
ブクマ 6+0(7日間)
7 6 5 10/29 11/01 11/04
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 10/29 11/01 11/04

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/04 6 ±0 20 ±0
11/03 6 ±0 20 ±0
11/02 6 ±0 20 ±0
11/01 6 ±0 20 ±0
10/31 6 ±0 20 ±0
10/30 6 ±0 20 ±0
10/29 6 ±0 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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