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ふたーなる 2026/11/03 公開 2026/11/03 00:42 更新
王太子の婚約者として十年間、王宮の政務を支えてきた公爵令嬢セレフィーナ。
貴族間の調整から王宮の予算管理、外交文書の確認まで、彼女が陰で処理してきた仕事は数知れない。
しかし、ある夜会で王太子ヴィルヘルムは、男爵令嬢への嫌がらせを理由にセレフィーナとの婚約破棄を宣言する。
「お前は王太子妃にふさわしくない」
その言葉を、セレフィーナはあっさり受け入れた。
「承知いたしました。それでは、失礼いたします」
彼女が王宮を去った翌日から、王宮は少しずつ混乱し始める。
予算案はまとまらず、貴族同士の調整は滞り、外交交渉にも支障が出る。何もかもを彼女に任せきりにしていた王太子は、ようやくその存在の大きさに気づくのだった。
一方、領地へ戻ったセレフィーナは、王宮の帳簿に隠された不自然な支出を発見する。
調査を進めると、王宮の財政を長年蝕んできた不正の影が浮かび上がり――。
婚約破棄を機に自由を手にした公爵令嬢が、王宮の秘密を暴き、身勝手な王太子に自らの過ちを思い知らせる。
これは、王太子妃になることを拒んだ令嬢が、自分の人生を取り戻す痛快な物語。
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