ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 3
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 1
- 平均評価
- 10.00
- 週間読者
- 132
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
未来人。 2026/10/09 公開 2026/10/30 20:10 更新
岡山の山あいにある、小さなおにぎり屋。
中学三年生の藤代むすびは、学校から帰ると毎日、パパと母・ゆりちゃんの店を手伝っていた。
特別な才能なんてない。
ただ、人がつられて笑ってしまうような笑顔と、困っている人を放っておけない優しさを持つ、ごく普通の女の子だった。
ある夕暮れ。
店先で空腹に倒れそうになっていた一人の男へ、むすびはこっそり塩むすびを差し出す。
涙を流しながらそれを食べた男は、礼として古びた一本のかんざしを残していった。
その夜――。
むすびが目を覚ますと、そこは天正元年(一五七三年)の備中国。
しかも自分は、藤代家の姫・結の身体の中にいた。
旱魃。
飢え。
食糧不足。
かつて助け合っていた藤代家と久瀬家は、何者かによって食料へ細工をされたことで互いを疑い、ついには戦へ向かい始める。
敵も味方も、本当はただ生きたいだけなのに。
怖い。
逃げたい。
それでも、これ以上誰にも死んでほしくない。
時を越えて出会った二人の少女――むすびと結は、ひとつの決断をする。
刀でもなく。
弓でもなく。
戦を止めるために選んだものは――
「おむすび」だった。
これは、一個のおむすびから始まった小さな優しさが、
人と人を、過去と未来を、そして命を結んでいく物語。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…