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鬱沢色素 2026/11/03 公開 2026/11/04 00:44 更新
伯爵令嬢のエレナは、婚約者である公爵令息レイモンドを陰から支え続けてきた。領地の収支管理、商会との交渉、夜会の準備──そのほとんどを彼女が担っていたが、表立った功績にはならず、周囲からは「何もできない役立たず」と蔑まれていた。
挙げ句の果てには、レイモンドから「君がいなくても、別に困らない」と告げられる。
「ならば、その言葉通りにしましょう」
婚約を解消したエレナは、何も告げずに隣国へと旅立った。
すると隣国で彼女を待っていたのは、思いもよらぬ厚遇。エレナの知識と交渉能力を目の当たりにした隣国の王太子は、彼女を「稀代の才女」として歓迎する。
一方、エレナを失ったレイモンドの周囲では、それまで滞りなく回っていた仕事が次々と破綻していき──。
「困らない」と言ったのは、あなたですよね?
※本作は同タイトルの短編の連載版です。
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