異世界恋愛 連載中・全5話

「その技は俺だけのものだ」と嗤った剣聖に、同じ技を一段だけ上でお返ししました 〜出し惜しみをやめない悪党ほど私に負け、みんな最後は無言で剣を置きます〜

Dee 2026/08/25 公開 2026/08/27 11:29 更新

あらすじ

「その技は俺だけのものだ。受けの女が、写すんじゃない」

 王立剣技院の〈受け太刀〉サビナ、三十四歳。二十年、騎士たちの技をこの身に受けて、写して、崩して返してきた。負けるのが仕事。だから誰も、彼女が強いとは知らない。
 新任の剣聖ゾルドはその受けを「盗み」と呼び、彼女を剣技院から放り出した。サビナは一礼して、受け納めの一手を願い出た。

「もう一度どうぞ。次は、私が上です」

 神速と誇った抜き打ちは、半歩だけ内側の抜き打ちに割られた。十体の幻身は、十一体に取り囲まれた。即死の毒手は、一拍だけ早く効く毒手に先を越された。
 彼女は、一度受けた技を〈ちょうど一段だけ上〉で返す。二段上は出せない。だから毎回、際どく見える。それでも、決して負けない。
 技を独り占めする連中は、彼女を訴えられない。訴えれば「俺だけの技」が写ったことを、認めることになるからだ。出し惜しみをやめない悪党ほど、その日いちばん強くなって彼女に負ける。だから、みんな最後は無言で剣を置く。
 下町の道場に、小さな看板が掛かる。〈返し稽古処〉。取り上げられた技と看板を、今日も一枚ずつ取り返す。

ポイント

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/30〜11/05(7日間)
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2 1 0 10/30 11/02 11/05
評価ポイント 0+0(7日間)
1 0 10/30 11/02 11/05

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/05 1 ±0 0 ±0
11/04 1 ±0 0 ±0
11/03 1 ±0 0 ±0
11/02 1 ±0 0 ±0
11/01 1 ±0 0 ±0
10/31 1 ±0 0 ±0
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「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

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