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露李鈴 2026/02/03 公開 2026/03/27 21:10 更新
【カクヨム10テーマ小説コンテスト「歴史・時代IF」部門 選考委員セレクト賞 受賞作】
明治三十五年(1902年) 八甲田山雪中行軍遭難事件
210名中199名が命を落とした日本史上最悪の遭難事件。
――もし、その地獄の行軍に『失敗の歴史』を知る者がいたら?
~ 生存率5%の絶望を覆せ ~
現代日本から、明治時代の「陸軍少尉・小林守」として転生した主人公。
目覚めたのは、あの八甲田山雪中行軍演習の直前だった。
特別な身体能力も、軍事経験もない。
あるのは、後世に語り継がれた『失敗の記録』と、現代の『サバイバル知識』のみ。
「演習は中止できない。上官の軍規(ルール)も覆せない」
――ならば、俺が犠牲者を、出させない。
生存率5%の絶望を覆す、歴史改変サバイバル。
絶望的な制約の中、小林は静かに準備を始める。
靴下の重ね履き(レイヤリング)。握り飯の保温。「かまくら型雪濠」の構造改善。
そして、等高線を書き込んだ自作の地図――
観測史上最低気温の大寒波。部隊を切り裂く断崖絶壁。
史実では兵たちが次々と倒れた「死の彷徨」を、小林は現代知識という唯一の武器で、
二百十名が生き抜く「生存の路」へと書き換えていく。
※本作は、実在の事件・人物をモチーフにしたフィクションです。八甲田山雪中行軍遭難事件で命を落とされた方々への追悼の意を込めて執筆しています。
※本作は「カクヨム」「ハーメルン」にも掲載しています。
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