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藤谷 要 2026/08/16 公開 2026/08/22 17:45 更新
※改稿して話数が全35話に変わりました。34話は新規追加の話です。後半の修正が多く、ラストの展開も変更しました。お手数をおかけして申し訳ございません。
カサドラ男爵家のフィオナは、良すぎる顔のせいでドラン伯爵家の嫡男に見初められたが、彼は性格も母親も最悪だった。
毎回の顔合わせは母親同伴で、花嫁修行として紹介された仕事をクビになったせいで無能と見下される。
しかも次の仕事で評価されなければ、フィオナ有責で婚約破棄&愛人にすると脅される。
追い詰められたフィオナは、無理だと思いながらも魔法司書の求人に応募する。
王都の地下に広がる図書館迷宮では、本の魔物が開いたページから呪文を読み取り、唱えることで魔法を取得できる。しかし、本は大人しく読ませてなどくれない。
武器で本を傷つけることが禁じられ、誰も本を殴ろうとは考えない中、フィオナには人に言えない秘密があった。
素手で本をぼこぼこにして動かなくさせ、好きなだけページを読んでいたのである。
そのため、フィオナが取得していた魔法の数は規格外だった。
彼女の才能を見抜いたのは、頭に可愛らしい小鳥を乗せた美形の魔法司書レナード。到達階層が足りず、本来なら不採用となるフィオナを、見習いとして採用してくれる。
やがてレナードは、婚約を破棄したいフィオナに協力を持ちかける。彼もまた、亡き母の汚名を晴らすため、百年間攻略されていない第十五階層のボス本から魔法を取得しようとしていた。
フィオナの規格外な能力を否定せず、ありのまま受け入れてくれるレナード。彼の優しさを知るほど、フィオナは次第に惹かれていく。
一方のレナードもフィオナを特別に思い始めるが、長年他人と距離を置いてきた彼は、その感情が何なのか分からない。
本を殴って未来を開く令嬢と、恋心に名前を付けられない魔法司書。
二人は第十五階層を攻略し、それぞれの人生を取り戻せるのか。
図書館迷宮お仕事ファンタジー&不器用な両片思い。
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