ローファンタジー 連載中・全3話

クビになった四十一歳の鑑定士、呪物専門の通販配信を始める ~「この剣は持ち主を殺します」「返品できますか?」「使用後は無理です」~

ramune 2026/07/30 公開 2026/08/06 21:31 更新

あらすじ

ダンジョンから出る遺物には「銘」が宿る。

品名と効果を語る表銘は、資格持ちの鑑定士なら誰でも読める。だが銘には続きがある――発動条件、代償、制約。世にいう「呪い」の正体、遺物の但し書きだ。

その裏銘まで読める「全文読み」は、現役ではただ一人。大手競売商ミダス商会の鑑定士・折口誠一(四十一歳)である。

ところが誠一は、目玉出品の名剣に「この剣は持ち主を殺します」と鑑定書を書いて、クビになった。正直すぎたのだ。

退職一時金の一部として押し付けられたのは、現金ではなく、倉庫一杯の売れ残り呪物・三百十七点。処分費を惜しんだ会社の、厄介払いである。

クビの翌日の四月一日、誠一は倉庫の隅にカメラを立て、実演販売の丁寧語で配信を始めた。

「さて本日の呪物です。絶対に嘘をつけなくなる仮面。着けて説明いたします。……ええ、ですから全部本当です」

淡々と欠点を読み上げるほど、視聴者は爆笑し、注文が入る。

褒め言葉が微妙に具体的な鎧。敵より先に土下座する魔剣。目的地に必ず遠回りで着く靴。

呪いとは、用途を間違えた性能である――そして四十一歳の誠一自身が、業界で一番の「訳あり在庫」だった。

やがて例の名剣が闇に流れ、「最強の呪物」を求める連中が店に現れる。

誠一の武器は嘘をつかない口と、実演と、利用規約だけ。今日も低評価レビューに、律儀に返信しながら。

ポイント

総合ポイント 28
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 1657.1% ブクマ×2 1242.9%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 6+0(7日間)
7 6 5 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 16+0(7日間)
17 16 15 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 6 ±0 16 ±0
11/02 6 ±0 16 ±0
11/01 6 ±0 16 ±0
10/31 6 ±0 16 ±0
10/30 6 ±0 16 ±0
10/29 6 ±0 16 ±0
10/28 6 ±0 16 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…