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栗茸しめじ 2016/09/01 公開 2016/09/01 20:32 更新
昔、その世界には膨大な緑と水の恵みがあった。人間は恵みを平等に分かち合い、それなりに豊かに過ごしていた。しかし時の流れと共に、人々は恵みを奪い合うようになり、派閥や権力の数ごとに国が誕生した。むやみな土地の開発や度重なる戦争が勃発し、いつしか豊富だったはずの恵みは枯れていった。
少なくなった恵みをめぐり途切れることのない戦争の中、世界で最も力を持つと謳われる大都市、クフラン・ガベル。ザカリア・フルード青年は、クフラン・ガベルが所有するガベル軍の第二部隊副隊長を務めていた。無数の戦場に駆り出される中、上司にして友人であるガベル軍の第二部隊隊長、アウレル・エメリヒが戦死してしまう。アウレルはザカリアに、死後荒地の旧メト平原に葬ってほしいと遺言を残すが、ザカリアは何故わざわざ荒地で眠りたいなどと願うのかわからなかった。
やがてザカリアが戦士する時、彼は上司の遺言のその意味を知る。ザカリアにはベレッタという恋人がいた。愛しい人の死を悼むベレッタは、生者の世界に残された者としての生き方を模索する。
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