異世界恋愛 短編

「何も起きなかった日は、仕事とは言わない」と婚約破棄された私の、最後の一日です

中身無男 2026/08/08 公開 2026/08/08 20:01 更新

あらすじ

「お前がいた七年で、一度でも何か起きたか?」

建国祭の壇上で、婚約者はそう言って笑った。

一度も起きていない。

私がそうしてきたからだ。

七年間、私は風と雲を読み、雨の時刻と行き先を決めてきた。

うまくいった日には、何も起きない。

彼が選んだのは、両手を掲げるだけで空を晴らせる聖女だった。

歓声の中、私だけが東の空を見ていた。

雨雲は消えていない。

一つに集められ、押し出された先は、王都の下町だった。

そのまま落ちれば、下町に住む数千人が水に沈む。

麦畑へ流せば、王都の秋が消える。

被害を出さずに受けられる場所は、王都に一つしかなかった。

「見ろ、この広場を」

そう彼が誇った、建国祭の会場だけだった。

これが、私が彼のために空を見る最後の一日になった。

ポイント

総合ポイント 1,238
日間ポイント 0
日間ランクイン 2
最高順位 240
評価ポイント 1,18095.3% ブクマ×2 584.7%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
29
感想
1
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評価者数
151
平均評価
7.81
週間読者
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ブクマと評価ポイントの推移

10/27〜11/02(7日間)
ブクマ 29+0(7日間)
30 29 28 10/27 10/30 11/02
評価ポイント 1,180+4(7日間)
1,181 1,180 1,179 10/27 10/30 11/02

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/02 29 ±0 1,180 ±0
11/01 29 ±0 1,180 ±0
10/31 29 ±0 1,180 ±0
10/30 29 ±0 1,180 ±0
10/29 29 ±0 1,180 ±0
10/28 29 ±0 1,180 ±0
10/27 29 ±0 1,180 +4

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…