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イソザキ・アラタ 2026/06/17 公開 2026/08/25 19:52 更新
「この数字、一体何なんだ……?」
ある日、俺はパーティーの裏帳簿を見つけた。そこには巨大企業ユグドラシル社との不透明な金、そして街を支配する闇組織との取引が記されていた。俺が信じていた人類最強のパーティー『黄金の五芒星』は、その栄光を金で買い、闇を肥やす怪物へと成り下がっていたのだ。
「……ロゼット・バークフェルド。お前を追放する。意味は分かるな?」
真実を公表しようとした俺を待っていたのは、卑劣な濡れ衣と、無慈悲な追放だった。そして路地裏へと放り出された俺は、刺客に襲われ、死の淵へと突き落とされた。すべてを失い、人生のどん底に堕ちたのだった。
だが、絶望の淵で俺は、戦神・ヴァレストの加護を手に入れた。それは補助魔法を必要としない、圧倒的な力。血管を流れるのは魔力ではなく、熱を帯びた金属の衝撃。俺の肉体は、あらゆる攻撃を弾き返し、巨人を一撃で粉砕する最強の凶器へと作り替えられた。補助魔術師でありながら、最前線ですべてをなぎ倒す能力を手に入れたのだ。
新たな仲間『暁の太陽』と共に、俺は王の密命を受けモンスターを討伐し、この国を蝕む偽物の英雄たちを断罪する。地に堕ちた補助魔術師による、壮大な復讐と伝説の物語。
今さら「戻って来い」と泣きつかれても、真実を認めようとも、もう遅い。この鋼の衝動は、もう、誰にも止められない。
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