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多谷昇太 2019/04/26 公開 2019/04/26 21:54 更新
平成の御世にあの樋口一葉が突然あらわれます。場所はなぜか大森の某公園。人もあろうに、なんとそこで彼女はひとりのプータローさん(?)と邂逅してしまうのです。そこにおける二人の語らいを綴る作品なのですが、しかしそもそもこのワープによる出会いを介在したのは、はたして誰…?いや何だったのでしょうか?それはお互いが持っていた鬱屈の心だったのか、それとも理不尽な世に抗う姿勢だったのか…よくわかりません。とにかくここでのひとときの「共有」を経て、二人はいささかでも充足されるに至ります(特にプータローさんの方が)。その折り二人の会話と心模様の変遷をどうぞお楽しみください。
なお前書きでも書きましたが、この作品は身の不遇と、世の理不尽さに会って苦しんでおられる方、怒り心頭に達しておられる方に読んでもらいたい作品です。それこそこの作品と「共有」してみてください。しかしそれはただ「怒りとうっ屈の中で傷を舐め合おう」というのでは決してありません。この短編はいったんここで終了しますが、続編とも云うべき「一葉恋慕・明治編」の中で我々の懊悩は必ず晴らされ、昇華されることでしょう。どうぞそちらの方へも読み進んでください…。
ではとにかく、東京大田区は大森の、夜の公園へと、私が皆様をエスコートいたします。どうぞこちらへ…。
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