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真野真名 2025/10/17 公開 2026/09/09 12:02 更新
「人って死ぬんだな」――それが、私の最初の感想だった。
駅のホームで電車に突き飛ばされた女子高生・五色七色(ごしき・どれみ)が、気づくと二つの太陽が輝く異世界の森に転移していた。
言葉も通じず途方に暮れる中、街道で出会った冒険者パーティーに保護されたのも束の間、魔狼の群れに襲われて、瀕死の重体に。
そんな彼女を救ったのは、見た目は十歳の美少年、中身は七千歳を超える吸血鬼の始祖・堤門統(つつみかど・すばる)だった。
失ったはずの身体は“死なない身体”として作り直され、七千年を生きる吸血鬼の少年・堤門統と出会ったことで、七色は元の世界へ戻れないまま旅に出ることになる。
一方、七色を助けた冒険者フィーネたちは、彼女の残したバッグを巡って商都オーミの欲望と権力に呑まれていく。
死を越えた少女、孤独に慣れすぎた不死者、守れなかった者たち。
それぞれの喪失が交差するとき、旅は“生き延びるため”から“取り戻すため”へ変わっていく。
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