空想科学 連載中・全41話

極彩色のサーフェイス ~余命宣告された私と、AI都市に蠢く"見えない脅威"、そして世界の真実を知る少女~

柳 創史 2025/11/03 公開 2026/05/22 20:30 更新

あらすじ

ーー第1部完結しましたーー
人口減少をAIとドローンで補う近未来都市「蒼樹市」。
しかし、平和な日常の裏では、AIによる暴走「シンギュラリティコード」とは別に、正体不明の生物的脅威「Varmix (ヴァーミックス)」が出現し、社会を脅かし始めていた。

防衛省シンギュラリティ監視機構(SCSA)の若きエース、藤原大樹は、従来の装備が通用しないVarmixとの戦いに苦戦していた。
さらに、SCSA内部にはIヴィータシンス社の顧問サイラスが率いる謎の最新鋭部隊「エコーズ」が介入。
彼らは情報を秘匿し、現場の指揮系統を混乱させ、大樹は組織への不信感を募らせていた。

一方、蒼樹市に住む少女、鈴掛ユリは、難病により「余命」を宣告され、自らの「生きる意味」を渇望していた。
彼女は先端企業オムニトロンで、量子AI「アド」と精神を繋ぐ(エンタングル)という、前例のない治療を受ける。
その結果、ユリはアドを通じて、本来人間には認識できないはずの謎の意識体「ノア」との接触に成功する。

時を同じくして、一人の少女が米海軍の艦船から日本に降り立つ。
アメリカ国防高等研究計画局O.A.S.I.S.から派遣された最強のエージェント、七瀬イオ。
常人には見えない世界の「兆し」を知覚する”兆視”能力を持つ彼女は目的不明のままSCSAの藤原大樹達と合流する。

イオの”兆視”は、蒼樹市上空に巨大な「青い光柱」と、その光を放つ鈴掛ユリの存在を捉える。
ついに手がかりを見つけたと興奮し、ユリに接触しようとした、その瞬間――

街を揺るがす最上位警報「CODE RED」が発令される。
SCSAの切り札である「エコーズ」部隊が、鶴鳴橋に出現したたった一体の「何か」の前に、一方的に蹂躙され、全滅する。

「あれはVarmixじゃない……『禁忌』だ」

イオは、自らの任務(ユリ)と、目の前の脅威(禁忌)との間で選択を迫られる。
大樹たちは、自分たちの常識を遥かに超えた「世界の裏側」の戦いに、否応なく巻き込まれていく。

「禁忌」とは一体何なのか? イオが追う「青い光」とユリの関係は? そして、ユリが接触した「ノア」とは何者なのか?
それぞれの運命が交錯する時、隠された、人類の存亡に関わる壮大な物語が幕を開ける。

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