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アコンプリスの人 2025/09/23 公開 2025/09/24 08:55 更新
雪崩によって外界から閉ざされた山村・白縫村。
亡き祖母の遺品整理のため村を訪れた柊直人は、古い拝殿の床下から奇妙な円盤――供物盤が現れる場に居合わせる。
その夜、村人たちの枕元に木札が置かれた。
占、霊、護、共、空、狼。
翌朝、掲示板に一文が浮かび上がる。
「今朝、最初の供物を選ぶ」
供物盤が示した名は、拝殿の管理人・遠野清作。
村人たちは「確認」という言葉に背中を押され、匿名投票で遠野を選ぶ。
そして遠野は、死ぬのではなく、名前ごと村の記録から消えた。
霊札を持つ柊だけが、消えた遠野の声を聞く。
「私は、狼ではない」
誰も殺していない顔で、人を消していく村。
整った言葉で投票を導く教師・秋津修平。
供物盤の記録を隠す白縫葉月。
そして、かつて村を追われた祖母・柊澄江が守り続けた、消えた者の名前。
狼は誰なのか。
それとも狼とは、誰かを消すために作られた“匿名の合意”そのものなのか。
雪に閉ざされた村で、名前を賭けた投票が始まる。
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