パニック 連載中・全1話

シキガサ-Zombie Season umbrellA-

善院名織矢 2024/01/30 公開 2024/01/30 05:59 更新

あらすじ

何事も───死が先に来る。
 【本当の正義の味方】に成ると“約束”したくせに、少女は呆気なく、いとも容易く、自らの意思で自殺した。
 それでも何ら変わる事の無い、不幸で不公平な世界。そんなどこか薄情な世界に代わって、僕の季節は巡り始めた。
 【シキガサ】という偽名を名乗った少女の【自殺】を経験し普通の高校生に成った僕、どこか白っぽい矢車天音。
 どこか垢抜けていて、赤っぽくて格好良い同級生、【令和のモーセ】こと抱月舞香。
 完全無欠。なんでもできるけれど、どこか青い【天才】出雲大河。
 真実を透明な鏡のように映す【探偵】線上真矢。
 黒服で身を包み大太刀を持った【人殺し】の大男。
 そして【自殺】したくせに蘇った、【シキガサ】を名乗る少女。
 【シキガサ】に言わせれば、“無い物ねだり”で生まれたから“なんでも有る”この世界で、僕たちは不思議な儀式に巻き込まれる。
 【この世】と【あの世】の対局───【超常現象】。
 盤上の駒が裏返り成るように、次々と明るみになるそれぞれの真実が白々しい世界に照らされる。
 僕もまた自らの色を示し、残酷な真実に正義を振りかざす。
 【本当の正義の味方】に成ると約束したくせに【自殺】して、そして蘇った【シキガサ】の矛盾を照らすのは【この世】の色と、七十億の不平等。
 世界が終わる時、人が死ぬ時、本当は前兆や警告もあるし、不思議な事だって起こり得るのだ。 この世界は、“無い物ねだり”で生まれたから“なんでも有る”のだから。
 蘇った少女の【シ】の意味を色で説く。
 僕らの季節は死さえも超えて───答えは明かすまでもなく、世界の余白に透かされる。  
 令和の異才、天才が描くのは文字通り異色の、異彩天災サスペンスミステリー

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