ホラー 完結・全12話

まだなかにいる: “見ている”何かに 壊される話

天城玄 2026/05/22 公開 2026/05/22 20:49 更新

あらすじ

『まだ、なかにいる』

孤独な人間が、消えていく。

第四橋の下で発見された男の遺体。外傷なし。死因不明。ただ——両手が揃えられ、口角がわずかに上がっていた。まるで何かに「見つけてもらえた」ような顔で、死んでいた。

刑事・真壁恒一は、その顔が頭から離れない。

調べるほどに、同じ顔をした遺体が続く。孤独な人間に近づき、「声を届け」、最後の夜だけ「会いに行く」——児童心理士・九条玲司の影が浮かぶ。

でも、証拠がない。

「声を届けただけです」「話を聞いただけです」。九条は穏やかに言う。何をしたかは——書かない。書かれていないことは、証拠にならない。

追いかけるほどに、真壁は引き込まれていく。

六年前、妻が死んだ夜。「まだなかにいる」という言葉を残して。その言葉が——この事件の全てと繋がっていた。

取調室で、九条は静かに言う。「私とあなたは、似ています」。

九条は知っていた。真壁の「なか」に——自分と同じ匂いがあることを。

「まだなかにいる」は恐怖の言葉か。救済の言葉か。それとも——告白か。

証拠は揃わない。九条は捕まらない。でも物語は終わらない。

なぜなら——この言葉は、読んだ者の「なか」にも入り込むから。

本を閉じた後。静かな夜に。一人でいるとき。

ふと——後ろが気になったなら。

それです。

ポイント

総合ポイント 12
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 1083.3% ブクマ×2 216.7%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/29〜11/04(7日間)
ブクマ 1+0(7日間)
2 1 0 10/29 11/01 11/04
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/29 11/01 11/04

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/04 1 ±0 10 ±0
11/03 1 ±0 10 ±0
11/02 1 ±0 10 ±0
11/01 1 ±0 10 ±0
10/31 1 ±0 10 ±0
10/30 1 ±0 10 ±0
10/29 1 ±0 10 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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