異世界恋愛 完結・全60話

聖女は妹ではありません、本物の聖女は、私の方です

光子 2024/10/23 公開 2024/12/12 08:08 更新

あらすじ


 私の双子の妹の《エミル》は、聖女として産まれた。

 特別な力を持ち、心優しく、いつも愛を囁く妹は、何の力も持たない、出来損ないの双子の姉である私にも優しかった。

「《ユウナ》お姉様、大好きです。ずっと、仲良しの姉妹でいましょうね」

 傍から見れば、エミルは姉想いの可愛い妹で、『あんな素敵な妹がいて良かったわね』なんて、皆から声を掛けられた。

 でも違う、私と同じ顔をした双子の妹は、私を好きと言いながら、執着に近い感情を向けて、私を独り占めしようと、全てを私に似せ、奪い、閉じ込めた。
 冷たく突き放せば、妹はシクシクと泣き、聖女である妹を溺愛する両親、婚約者、町の人達に、酷い姉だと責められる。

 私は妹が大嫌いだった。
 でも、それでも家族だから、たった一人の、双子の片割れだからと、ずっと我慢してきた。

「ユウナお姉様、私、ユウナお姉様の婚約者を好きになってしまいました。《ルキ》様は、私の想いに応えて、ユウナお姉様よりも私を好きだと言ってくれました。だから、ユウナお姉様の婚約者を、私に下さいね。ユウナお姉様、大好きです」


 ――――ずっと我慢してたけど、もう限界。

 好きって言えば何でも許される免罪符じゃないのよ?
 今まで家族だからって、双子の片割れだからって我慢してたけど、もう無理。

 丁度良いことに、両親から家を出て行けと追い出されたので、このまま家を出ることにします。

 さようなら、もう二度と貴女達を家族だなんて思わない。

 泣いて助けを求めて来ても、絶対に助けてあげない。


 本物の聖女は私の方なのに、馬鹿な人達。



不定期更新。
誤字脱字報告いつも感謝しています。ありがとうございます。
この作品は私の考えた世界の話です。魔法あり。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
アルファポリス様でも掲載しています。

ポイント

総合ポイント 9,298
日間ポイント 2
日間ランクイン 15
最高順位 55
評価ポイント 6,80873.2% ブクマ×2 2,49026.8%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

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ブクマと評価ポイントの推移

10/29〜11/04(7日間)
ブクマ 1,245+0(7日間)
1,246 1,244 1,242 10/29 11/01 11/04
評価ポイント 6,808+0(7日間)
6,809 6,808 6,807 10/29 11/01 11/04

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/04 1,245 +1 6,808 ±0
11/03 1,244 +1 6,808 ±0
11/02 1,243 ±0 6,808 ±0
11/01 1,243 ±0 6,808 ±0
10/31 1,243 ±0 6,808 ±0
10/30 1,243 -2 6,808 ±0
10/29 1,245 ±0 6,808 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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