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三国 バルト 2020/12/31 公開 2020/12/31 00:00 更新
これは24年前に異世界転生してきた男の話。
まぁなんやかんやあって彼は「円卓の騎士」という、国で13人しかいない騎士のトップに上り詰めました。
…………えっ?
その「なんやかんや」を語れって? そっちの方が英雄譚として面白いって?
いやいやそんなまさか。
人生、面白いのはサクセスストーリーだけじゃあない。王子様が苦難を超えてお姫様を救いだした後に訪れる、平和な日常の話だって面白いだろう?
この話だって、彼が円卓の騎士になって、妻と子供に恵まれたあとの話の方が面白い。もちろん彼のサクセスストーリーも面白いけども。
そして数奇なことに…円卓の騎士とは家庭を持っている人が多いんだね。
騎士ならば民を守れ、親ならば家族を守れ。
そして騎士である前に親であるならば、民より前に家族を守れ。
彼らにはたくさんの驚異が立ちはだかるだろう。
騎士としての敵。せまりくる激務。その裏から家庭崩壊。
職場では敵と闘い、帰って鬼嫁と闘い。愛しいわが子も、疲れた身体に追い討ちをかけてくる。
……ま、まぁ、彼も彼らの家庭もそうならないよう祈るよ。いずれにせよ、彼らが立ち向かうべきものは多い。
そしてこれは騎士であり、人の親である彼。そして似たもの同士が揃う、彼の周囲が織りなす物語だ。
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