ヒューマンドラマ 短編

集団ストーカー       :約3000文字

雉白書屋 2026/03/12 公開 2026/03/12 11:00 更新

あらすじ

「――でしょ!」

 ――ん?

「ちゃんと証拠撮ってるから! 逃げんな! 盗撮魔!」

 昼下がりの近所のショッピングモール。買い物を済ませ、エスカレーター脇のベンチに腰を下ろして一息ついていた、そのときだった。突然、天井に突き刺さるような女の怒声が吹き抜けの空間に反響し、おれは反射的に声のほうへ顔を向けた。
 そこにいたのは、中年の女だった。くすんだ色の上着に色褪せたスカートを合わせ、薄汚れた白い帽子を目深にかぶっている。手入れされていなさそうな黒髪を後ろで一つに束ね、腕を突き出すようにスマホを構え、若い主婦風の女に詰め寄っていた。
 主婦風の女は通話中らしく、スマホを耳に当てたまま顔を強張らせ、視線を泳がせながら小走りでその場を離れていった。
 取り残された地味な女は、その背中を睨みつけたまま立ち尽くし、怒りで肩を小刻みに震わせている。
 盗撮――可能性がゼロとは言い切れないが、逃げていった女はごく普通で、むしろ穏やかそうに見えた。十中八九、あの女の勘違い……いや、妄想だろう。精神を病んでいる類の人間だ。こういうのは関わらないに越したことはない。
 おれはそう結論づけ、視線を落として小さく息を吐いた。

「あなたもでしょ」

「えっ」

ポイント

総合ポイント 10
日間ポイント 0
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最高順位 [未取得]
評価ポイント 10100% ブクマ×2 00%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 0+0(7日間)
1 0 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 0 ±0 10 ±0
10/31 0 ±0 10 ±0
10/30 0 ±0 10 ±0
10/29 0 ±0 10 ±0
10/28 0 ±0 10 ±0
10/27 0 ±0 10 ±0
10/26 0 ±0 10 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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