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夢乃 百合 2026/10/14 公開 2026/10/15 11:42 更新
ローズ王国の人間は、血を啜る怪物――。
バルバトス帝国では、誰もがそう教えられて育つ。
深い森に囲まれたローズ王国。
薔薇の咲き誇る城には王族と騎士が暮らし、白亜の大聖堂では、人々がローズ女神に祈りを捧げている。
まるで、おとぎ話の中に取り残されたような美しい国。
しかし、その国の人々は知らない。
自分たちの暮らしが二十四時間監視され、帝国の国民的人気番組『ローズ王国物語』として放送されていることを。
なぜ、ローズ王国の人々は怪物と呼ばれるのか。
なぜ、彼らは監視されていることに気づかないのか。
そして、この奇妙な王国は、どのようにして生まれたのか。
物語は、すべてが始まる前へと遡る。
帝国と大国の狭間にある小さな村。
孤児院で暮らす少女スカーレットは、ある夜、美しい流れ星を目撃する。
しかし、その光の正体は、森に墜落した謎の宇宙船だった。
船内で出会ったのは、水槽の中で眠る美しい人魚。
その出会いが、少女たちの運命を大きく変えていく。
血を啜る怪物。
消された記憶。
人々を支配する教会。
帝国が隠し続ける真実。
そして、やがて生まれるローズ王国。
これは、まだ誰も知らない、鳥籠が作られるまでの物語。
**すべての始まりは、あの夜、空から落ちてきた一つの光だった――。**
【お知らせ】
本作は、以前投稿していた『ローズ王国物語』を再構成し、新たに執筆した作品です。
物語の構成や展開、設定などを見直しているため、旧作とは異なる部分があります。
以前お読みいただいた方にも、新しい物語としてお楽しみいただければ幸いです。
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