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南城真生 2017/01/25 公開 2017/01/28 00:00 更新
沖縄出身のおれ(竹本浩一)は、東京で1年間浪人生活を過ごし、今春無事大学に合格した。横浜のキャンパスに通うために江ノ島に下宿し、クラブやバイトに明け暮れつつ、それでも何となく不完全燃焼の毎日だ。それは、高校時代の元カノの上原理沙のせいかもしれない。卒業以来一度も会っていないにもかかわらず、時折思い出してはセンチメンタルしていた。そんな頃、同じ法学部のクラスメイト、高井瀬里奈を知る。理沙とタイプは違うのだが、何となる気になる女の子だ。かといって話しかけることもなく、日々は過ぎていった。
夏休み前、姉の結婚式のために沖縄へ帰った。滞在中、ひょんなことで理沙と再会し、飲みに行ったが、やがて彼女は「私たちやり直せないの?」と聞いてきた。その問いに答えることはできなかったが、どうしようもない愛おしさが身体を突き抜け、そのまま一晩を共にした。
もどかしい気持ちのまま大学に戻ると、瀬里奈から話がしたいとの誘いが・・・。会ってみると、沖縄の基地問題を勉強しているので現地を見たいとのことだった。夏休みに入り、再びおれは沖縄に戻り、瀬里奈に観光地ではない負の歴史が詰まった場所を案内する。涙を流し、怒りをあらわにする瀬里奈の率直な反応に、いつしか、自分自身が忘れてかけていたものが段々と呼び起こされてくることに気づく。
合宿参加のために一足先に那覇空港へ行くと、何とそこには理沙の姿が・・・。
理沙との思い出を引きずり、沖縄の問題から目を背け、逃げ回っていた自分が出した答えとは・・・。
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