ポイント
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
読者の反応
- ブクマ
- 0
- 感想
- 0
- レビュー
- 0
- 評価者数
- 0
- 平均評価
- [未取得]
- 週間読者
- 103
ブクマと評価ポイントの推移
日別の値
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
総合ランキングの推移
順位を読み込んでいます…
おさ 2026/10/14 公開 2026/10/15 08:00 更新
忍びなのに、くしゃみが止まらない。
隠密中でも――ぶえっくしょい!
潜入しても――ぶえっくしょい!
甲賀の里では「落ちこぼれ」と呼ばれ、ついには捨て駒として尾張へ送られた。
そんな才蔵には、ひとつだけ人にはない才能があった。
――耳が、とんでもなく良い。
人には聞こえない音を聞き、
言葉にされない嘘を聞き、
本人すら気づいていない「困りごと」まで聞いてしまう。
そこで出会ったのが、織田信長の弟・信勝だった。
身体は弱い。
転ぶ。
壁に手をついて歩く。
それなのに、誰よりも人に優しい。
斬りかかってきた者の事情を察し、
困っている者には飯を与え、
誰かの苦しみに気づけば放っておけない。
――ただし、自分自身のことだけは、何も分かっていない。
「僕は、何も困ってないよ」
その言葉を聞いた瞬間。
才蔵の耳には、
信勝の心臓が――二度、跳ねた。
「……嘘をついている音じゃない」
「嘘をついていると、知らない音だ」
聞こえるのに、自分のことは聞こえない。
そんな二人が出会ったとき、
戦国の歴史は少しだけ、変わったように見えて――
それでも。
織田信長。
織田信勝。
そして、尾張を取り巻く戦国の運命は、
二人のことを待ってはくれない。
くしゃみの止まらない落ちこぼれ忍びと、
優しすぎる神童。
これは、そんな二人が過ごした、
笑って、転んで、泣くことになる数年間の物語。
日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。
「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。
順位を読み込んでいます…