ヒューマンドラマ 短編

評価            :約2500文字 :悪魔

雉白書屋 2026/01/14 公開 2026/01/14 11:00 更新

あらすじ

「ふーっ……」

 夜。とあるアパートの一室に、コトッと筆を置く音が小さく響いた。しかし、その乾いた音は直後に漏れた深いため息に呑み込まれ、部屋には重苦しい沈黙だけが残った。
 天井からぶら下がった裸電球が、頼りない光を放ち室内を照らしている。畳には無数の絵の具の染みが広がり、壁際には空きペットボトルや丸めたティッシュ、使い切った絵の具のチューブが無造作に転がっている。生活感というより、疲労の蓄積のように見えた。

 男は画家だった。
 今描いている絵は完成間近。しかし、その胸には興奮も喜びもなかった。納得のいくところまで来ているはずなのに、心は冷え切っている。あるのはただ、絶望じみた諦念と自分自身に向けた苛立ちだけだった。
 どうせ、この絵も誰からも評価されないだろう。そう考えただけで喉の奥が詰まり、自然とまた深いため息が漏れた。

ポイント

総合ポイント 10
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 10100% ブクマ×2 00%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/28〜11/03(7日間)
ブクマ 0+0(7日間)
1 0 10/28 10/31 11/03
評価ポイント 10+0(7日間)
11 10 9 10/28 10/31 11/03

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/03 0 ±0 10 ±0
11/02 0 ±0 10 ±0
11/01 0 ±0 10 ±0
10/31 0 ±0 10 ±0
10/30 0 ±0 10 ±0
10/29 0 ±0 10 ±0
10/28 0 ±0 10 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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