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りんご飴ツイン 2023/12/08 公開 2023/12/08 18:12 更新
騎士の時代は魔女の登場によって終わりを告げた。
剣や槍、弓矢や火縄銃を持ち出したところで抗いようがない超常現象を引き起こす魔女が現れたことで今の戦争は騎士の数よりもどれだけ魔女を保有しているかで決するようになった。
それだけ強大な魔女を第三王子が味方につけた以上、王国内において彼に逆らえる者はいなくなった。逆らったら時代を変えた暴威を向けられるとあっては仕方がないことだろう。
「アラディア=ヘロディーナ公爵令嬢! 貴様との婚約を破棄させてもらう!!」
だからその感情のままの宣言を誰も止められなかった。
婚約者であるアラディアを貶めるために罪を捏造した上で断罪してやると息巻く第三王子を誰も止められなかったのだ。
「──我が国を害する犯罪者に生きる価値はない。よって貴様はこの場で俺様直々に処刑してやるよ!!」
そうして第三王子による独裁の第一歩としてアラディアが処刑される、その寸前のことだった。
「ハッ! これまた舐め腐ったことしやがってくれてますね」
アラディアを庇う者が一人。
時代を変えた魔女という暴威を恐れることなく前に出たのはアラディアの幼馴染みにして時代遅れな騎士だった。
──これは圧倒的な魔女の力に屈することなく騎士としての生き様を貫く男が一人の令嬢のために戦い抜く物語である。
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