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さじ 2026/02/11 公開 2026/02/15 19:00 更新
【全12話・完結】
銃はいらねえ、重機を寄せろ。これは一人の職人が、泥臭く日本を再建する物語。
パンデミックによって文明が崩壊し、数百万の動く死体(ゾンビ)が闊歩する地獄と化した日本。
かつてのハイテク国家は、物流、電気、水道……あらゆるインフラを喪失し、海外からも救いの手を差し伸べられない『遺棄された列島』と呼ばれていた。
生き残った人々が、明日なき略奪と飢えに絶望する中、一人の男が立ち上がる。
男の名は剛田(50歳)。元・ゼネコンの現場監督。
「道がなけりゃ人は歩けねえ。電気がなけりゃ夜は怖え。……だったら、俺が作り直すだけだ」
彼が手にしたのは銃ではなく、油圧ショベルのレバーだった。
重機でゾンビの群れを「清掃」し、放置車両の山を「更地」に変え、止まった発電所を「再起動」させる。
孤独だった中年男の背中に、いつしか未来を夢見る若者や、更生した元略奪者たちが集まり――。
これは、一人の不器用な職人が、知恵と重機で「死んだ日本」を十五年かけて文字通り掘り起こしていく、熱い国家再興の記録である。
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