異世界恋愛 短編

千年眠っていた守護竜を起こしたのは、追放された契約管理人の私でした。――契約書によれば、未払いの守護料は三百十二年分ございます。お支払いは本日中でよろしいですね?

uta 2026/10/11 公開 2026/10/11 20:00 更新

あらすじ

「書類ばかり触っている女に、竜の花嫁は務まらん。婚約は破棄だ」

王都大聖堂で、婚約者のギルバート様からそう告げられたリーゼロッテ・ヴェンツェルは、深く礼をして竜堂の鍵を返しました。十二年間、毎朝欠かさず握り続けた、錆びた鉄の鍵を。

聖女候補のリリエル様は「竜様はわたしがお慰めします」と微笑み、貴族たちは「帳面など誰がつけても同じだ」と嘲笑います。

——けれど、誰も気づいておりません。

わたくしがお返ししたのは「竜堂」の鍵であり、本物の「竜廟」の扉には、そもそも鍵穴がないということに。

前世は損害保険会社の契約管理課係長。魔法の才能も剣の腕も女神の祝福もなく、引き継いだのは「約款を最後の一文まで読む」という職業病だけ。けれどこの国では、それで十分でした。

追放され、徒歩で領地へ向かうリーゼロッテ。やがて彼女は、千年眠り続けていた守護竜を目覚めさせることになります。手にした帳面には、几帳面に記録された数字がひとつ。

——契約書によれば、未払いの守護料は三百十二年分。

お支払いは、本日中でよろしいですね?

声を荒らげず、泣きもせず、ただ淡々と契約条項を読み上げる。追放令嬢の、静かで痛快な取り立てが始まります。

ポイント

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
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評価ポイント 30+0(7日間)
31 30 29 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 1 ±0 30 ±0
10/30 1 ±0 30 ±0
10/29 1 ±0 30 ±0
10/28 1 ±0 30 ±0
10/27 1 ±0 30 ±0
10/26 1 ±0 30 ±0
10/25 1 ±0 30 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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