異世界恋愛 短編

氷海神殿の《供物聖女》を追放した国へ、三十七年分の「凍結維持費」を請求いたしますね――前世は経理課の派遣社員でした

uta 2026/10/09 公開 2026/10/09 19:00 更新

あらすじ

「氷の上で突っ立ってるだけの女に、国庫を食わせる余裕はない」

十七年間、ただの一日も休まず氷海の封印を維持してきた聖女リースリットは、王太子から婚約破棄と聖女解任を言い渡されます。

けれど彼女は取り乱しません。深く礼をして、ただ一言。

「かしこまりました。では、引き継ぎ書類をご用意いたします」

彼女の中身は、前世で十二年間勤め上げた経理課の派遣社員・篠宮梓、三十四歳。チート魔法はありません。持ち越したのは三つの癖だけ——帳簿をつける癖。契約書を最後まで読む癖。証憑を七年保管する癖。

解任通知を「日付と署名入りの書面で」受け取り、三十四冊の聖務日誌を抱えて王城を去るリースリット。それは、六千二百五日分の「業務記録」であり、動かぬ証拠でした。

祈るだけの簡単な仕事? いいえ。氷海の封印には、相応の対価が発生しております。

——では、三十七年分の「凍結維持費」を、請求いたしますね。

無能な上司、認識されない職務、口約束。前世でさんざん味わった理不尽に、今世の彼女は帳簿と契約書で立ち向かいます。

声を荒らげず、笑顔で、淡々と。数字だけが、静かに真実を突きつける——追放ざまぁ×経理無双、開幕です。

凍えた指が、もう一度ぬくもりを思い出すまでの物語。

ポイント

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日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

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10/25〜10/31(7日間)
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評価ポイント 32+0(7日間)
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日別の値

新しい順・下の段は前日比
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10/30 1 ±0 32 ±0
10/29 1 ±0 32 ±0
10/28 1 ±0 32 ±0
10/27 1 ±0 32 ±0
10/26 1 ±0 32 ±0
10/25 1 ±0 32 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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