歴史 短編

檸檬の種は、時を越えて

春凪とおる 2026/11/03 公開 2026/11/03 08:10 更新

あらすじ

十二月二十日、東京駅の地下で命を落とした森田英明。

次に目を覚ますと、そこは江戸・深川。
英明は、薬種問屋で働く少年「利吉」の身体になっていた。

そんな彼の前に現れたのは、あるはずのない一個のレモン。
その下には、英明自身の筆跡で書かれた奇妙な手紙が残されていた。

――十二月二十日、深川に火を放て。

火を放てば、人が死ぬ。
だが、火を放たなければ、もっと多くが死ぬという。

一粒の檸檬の種がつなぐ、江戸と現代。
選べなかった男が、もう一度「選ぶ」物語。

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