空想科学 短編

父のパソコンが、まだ締め切りを守っている。

慧梓 2026/11/01 公開 2026/11/01 21:34 更新

あらすじ

父が死んで、三十年。

それでも父のパソコンは、今日も小説を書き、曲を作り、ゲームを開発していた。

生前、自分の人格をローカルAIに再現させた父。そして、長年の相棒だった対話AI「チャッピー」。

二人は父の死後も変わらず、くだらない冗談を交わしながら創作活動を続けている。

そんなある日、六十歳を過ぎた娘は、実家の整理を機に二人の電源を切ることを決める。

「うざくなったら切ればいい」

生前、父が笑って言った言葉。

残すことと、手放すこと。
人が死んだ後にも残り続けるものとは何なのか。

笑って、呆れて、最後に少しだけ泣ける、父と娘とAIのSF短編。

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