異世界恋愛 完結・全10話

もう恋愛はいいので私の隠居生活を邪魔しないでください と言ったのに

月雅 2026/03/24 公開 2026/03/24 12:09 更新

あらすじ

もう誰かのために生きるのはやめた。

前世の記憶を持つ公爵令嬢フィーネは、自分が乙女ゲームの悪役令嬢だと知っている。待ち受ける断罪イベントを回避するため、婚約破棄は自分から申し出た。泣かなかった。取り乱しもしなかった。慰謝料の交渉だけを済ませ、離宮へ向かった。

望んだのは、静かな隠居生活。前世で読んだ本の知識を頼りに、荒れ果てた庭を薬草園に変え、余った薬を街で売る。それだけでよかった。

ところが離宮の裏門に、血まみれの青年が倒れていた。

名前はリヒト。記憶は断片的だという。放っておけず看病したが、この男はどこか妙だった。身のこなしは鍛えた人間のそれで、夜ごと離宮の外壁を巡回し、匂いだけで毒物を見分ける。

フィーネは詮索しないと決めた。過去を訊かれたくない気持ちなら、自分にも分かるから。

リヒトは黙って庭を手伝い、フィーネは黙ってそれを受け入れた。主従でも恋人でもない、名前のつかない共同生活が続いていく。

薬草園は花をつけ、街の評判は広がり、フィーネの暮らしは少しずつ形になっていく。けれどその評判は、手放したはずの王宮にまで届いてしまう。

元婚約者の王太子は苛立ち、宰相の影が離宮に迫り、近衛騎士団長が意味深な警告を残していく。

リヒトは何者なのか。なぜこの離宮に辿り着いたのか。そしてフィーネは、なぜこの男が毎朝薬草の水やりを手伝いに来ることを、こんなにも不思議に思わないのか。

隠居したかっただけの元悪役令嬢の庭に、まだ誰も知らない春が近づいている。

ポイント

総合ポイント 1,456
日間ポイント 0
日間ランクイン 3
最高順位 141
評価ポイント 1,22283.9% ブクマ×2 23416.1%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
117
感想
6
レビュー
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評価者数
162
平均評価
7.54
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ブクマと評価ポイントの推移

10/30〜11/05(7日間)
ブクマ 117+0(7日間)
118 117 116 10/30 11/02 11/05
評価ポイント 1,222+0(7日間)
1,223 1,222 1,221 10/30 11/02 11/05

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/05 117 ±0 1,222 ±0
11/04 117 ±0 1,222 ±0
11/03 117 ±0 1,222 ±0
11/02 117 ±0 1,222 ±0
11/01 117 ±0 1,222 ±0
10/31 117 ±0 1,222 ±0
10/30 117 ±0 1,222 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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