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硯 蝋 (Suzuri rou) 2018/10/21 公開 2018/11/18 13:12 更新
丁度20年前、「マーレシオン族」と「エンブラ族」という二つの種族が、魔族である「グライゴア族」によって滅ぼされた。
マーレシオン族は人魚の一族で、心臓を食べると不老不死になれる。
エンブラ族はマーレシオン族を守る、世界で最も優秀な魔導士の一族だった。
エンブラ族が滅んだ事により驚異が減り、マーレシオン族の心臓を喰らい不死身になったグライゴア族は世界の各国へ生贄を要求する様になった。
幼き頃の記憶を失った少年リキト・ウエルバは、3歳の時にディコニア王国の孤児院へ移り住んだ。
発展途上の大国で有るディコニア王国は、移民や戦争孤児を積極的に受け入れ、住居や労働先を提供している。
しかし、ディコニア王国は魔法使いとしての潜在能力(ライフ・レベル)や剣術が優れない移民を優先的にグライゴア族へ生贄として捧げ、偽りの平和を維持している。
純血のディコニア人は、5,000万人近く居る国の人口の中から生贄に選ばれる可能性はほぼ皆無。
ディコニアの国民は世界が平和であると錯覚し、危機感も無く日常を送っているのが多数派だった。
そんな世界に不平不満を抱えたリキト率いる孤児院の少年達は、グライゴア族と戦うべくディコニア王国から旅立つ決意を固める。
それぞれが抱えた過去、リキトの記憶、各国が保有する禁術の書、グライゴア族との戦い…。
リキトの壮絶な冒険が今、始まる。
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