ホラー 完結・全14話

イナサ来いやれデンゴロリン

尾妻 和宥 2023/07/31 公開 2023/08/11 19:00 更新

あらすじ

恐るべき村ぐるみの陰謀! 略奪! 殺人! そして証拠隠滅!
これこそが、貧困にあえいだ時代、日本沿岸部で頻繁に行われていた『瀬取り』の実態だった!
まさか廻船・福徳丸が、その罠に嵌ろうとは……!

時は江戸時代初期、寛永20(1643)年、大飢饉が日本各地に暗い影を落としていた晩秋のこと。
大坂を発ち、江戸へ生活物資を届ける福徳丸での船旅だった。ぶじ積み荷をおろし終え、その帰り道。

船旅は途中まで穏やかだったのに、突如としてイナサ(東南からの悪風)が吹き荒れ、大時化に揉まれる。
命からがら嵐を乗り切ったと思ったら、今度は一転ベタ凪となり、靄に包まれた。
ましてやどこからともなく琵琶の弾き語りが聞こえ出し、船頭である彦兵衛は心奪われ、船はあらぬ方角へと導かれる始末。

福徳丸が進むがまま身をゆだねていると、靄の向こうに救いの火を発見する。いくつもの炎が彼方に揺らいでいるのだ。
あれこそ人家がある陸にちがいない。そう信じて舳先を向けたのだが……。

そしてついに、船乗りたちは驚愕の真実を目撃する――伊良湖岬に広がる浜辺の光景を。そこはまさに地獄の漁場だったのだ。
さながら餓鬼じみた村人たちが、容赦なく難破船に群がり、積み荷を奪おうとする……。



※本作は夏のホラー2023企画作です。テーマは『帰り道』。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※本作には現代の社会通念および人権問題に鑑みても、差別的、不適切な表現や語句が含まれております。
※参考文献 『日本残酷物語1 貧しき人々のむれ』宮本常一 平凡社ライブラリーその他

ポイント

総合ポイント 114
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 9684.2% ブクマ×2 1815.8%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
9
感想
7
レビュー
0
評価者数
10
平均評価
9.60
週間読者
0

ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 9+0(7日間)
10 9 8 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 96+0(7日間)
97 96 95 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 9 ±0 96 ±0
10/30 9 ±0 96 ±0
10/29 9 ±0 96 ±0
10/28 9 ±0 96 ±0
10/27 9 ±0 96 ±0
10/26 9 ±0 96 ±0
10/25 9 ±0 96 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…