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春凪一 2025/09/24 公開 2025/10/25 20:00 更新
西暦二〇五〇年。AIが国家を支え、人と機械の境目が曖昧になった近未来。
中学二年の咲良要が冷凍たこ焼きの箱から見つけたのは、金色に光る一粒――世界に十個だけ仕込まれた「金のたこ焼き」だった。それは、ある“秘密の未来”への招待状。父とともに向かった先で列車は海底トンネルを外れ、地下一〇〇〇メートルへと落ちていく。
そこにあったのは、二〇二五年に幕を閉じたはずの大阪・関西万博――解体されず、地下にまるごと保存された、もうひとつの会場だった。大屋根リングも、パビリオンも、あの熱狂も、すべてそのままに。
七日間の滞在で試されるのは、参加者の知性と人間性。要は、最短距離を駆け抜ける直感の少女・璃奈と、大人びた八歳の少女・アイラと出会い、三人でひとつの謎を追ううちに、それぞれが抱える“事情”と、決められてしまった未来に触れていく。
論理の要、直感の璃奈、俯瞰のアイラ。まったく違う三つの才能が噛み合ったとき、AIのシミュレーションすら届かなかった答えが、姿を現す。
謎解きと、グルメと、ほんの少しの恋。そして、大人たちが「不可能」と結論づけた未来を、子どもたちが自分の手で書き換える物語。
※本作は全面改稿版です。読みやすさ重視で全話をリライトしています。
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