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椎凪瑰 2021/04/21 公開 2021/04/21 22:26 更新
俺が友達と遊んだ日の帰り道のことだった。道路にボールを取ろうと、飛び出した子供がいた。そして、その子供は――、トラックに轢かれてしまいそうだった。このままじゃ子供に轢かれてしまう……と思い、俺は子供を庇い、代わりに俺がトラックにはねられた。「ああ、俺は死ぬのか……」呟き、俺は命を落とした。「あなた、目を開けなさい」――しかし、俺を叩き起こしたのはある少女の声だった。俺は恐る恐る目を開いた。目の前にいたのは、ダイヤモンドの様に透き通るような美しい銀髪を持ち、顔立ちとは裏腹に全てを見通すかの様な深紅の瞳を持つ華奢な超絶美少女。黒衣を身に纏い、豊かな胸を張らせながら、少女は俺を凝視する。「私は、終焉の女神――アリア。あなたは確か……鋏クウトさんだっけ?」終焉の女神? 何だそれは? すると女神は「クウトさんはさ、もう一度人生を歩みたいと思わない?」俺は『もう一度人生を歩みたいとは思わない?』という言葉に瞠目し、項垂れる。「できるならそうしたい……」俺がぼそりとこぼした言の葉を、女神は聞き逃さなかった。「よし! じゃあ決まりね!」元気溌剌に言うと、女神は俺の額に掌で触れた。すると、女神と俺がいる空間は歪み、やがては暗闇へと変貌した。そして、光が戻ったと思えば……。 「ここ、どこ……?」 俺は今、見知らぬ部屋にいたのだ。 「な、な……!?」 隣には、あの少女がいた。 「どうして私まで転生してしまったのよ!!」 どうやら、女神様は間違えて転生してしまったようだ。
※この作品は、前作『異世界転生は女神と共に。 ~子供を車から助けたことから死んでしまい転生した俺が、手違いで共に転生してきた終焉の女神と一緒に王城にいる仲間たちとのんびりと過ごす話~』の続きです。
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