現実世界恋愛 完結・全64話

ネコとネズミの実験室

遊馬友仁 2025/09/01 公開 2025/11/02 06:42 更新

あらすじ

高校1年生の音無音寿子(おとなしねずこ)は、入学したばかりの國際高校で、幼なじみの戌井犬太(いぬいけんた)から突然の告白を受ける。
ただ、自分自身の恋愛には興味がなく、創作活動に熱中する彼女は困惑し、告白を断ってその場を走り去るしかなかった。

その日の放課後、文芸部への仮入部をためらい、校内をさまよっていた音寿子は、2年生の朱令陣禰子(しゅれじんねこ)という謎の上級生に声をかけられる。禰子は、音寿子が匿名で書いているWeb小説のペンネーム「乙梨稔珠美」を知っており、そのプライバシーを盾に、自身が代表を務める「生物心理学研究会」に勧誘してきた。

最初は怪しむ音寿子だったが、「幼なじみとの恋愛が難しいのは、生物学的に正しい反応だ」という禰子の説明に興味を惹かれる。ただ、その一方、禰子は「幼なじみは恋愛対象にならない」という説には例外があると主張し、自身と幼なじみの日辻羊一(ひつじよういち)の関係を例に出してきた。

その日の夜、音寿子は親友の蚕糸佳衣子(さんしかいこ)にこれまでの経緯を相談する。佳衣子から「人間関係を観察する壁になりたい」という音寿子の心情を理解してもらい、心理学的なアプローチで悩みを解決するのも良いのではと勧められる。

そして月曜日、音寿子は佳衣子と犬太を連れて、第二理科室にいる朱令陣禰子の元を訪ねる。犬太と同じ野球部の部員も集まっており、禰子は「応援団に好みのタイプがいるかどうかで、プレーに影響があるか」を調べるための実験だと説明します。実験内容は、プロジェクターに映し出されたAI生成の女性の顔写真を見て、どちらが好みかをボタンで回答するというものだった―――――。

「それでは始めようか? さぁ、実験の時間だよ!」

※作中に登場する生物学や心理学の用語は、実際に存在するものですが、その解釈は、あくまで、本作独自のものです。

ポイント

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総合ランキングの推移

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