ヒューマンドラマ 短編

私が死んだ三日後、母はネイルを投稿して祝った。三か月後、感染爆発で家族全員が私に助けを求めてきた

熾星 2026/06/16 公開 2026/06/16 16:16 更新

あらすじ

 私が死んで三日目の夜。
 私は母の夢に出た。
 お願いだから、お寺へ行って、私のために一度だけ供養をしてほしい。
 卒塔婆を一本、立ててくれるだけでいい。
 線香を一本あげてくれるだけでもいい。
 花を一束、供えてくれるだけでもいい。
 いちばん安い卒塔婆でいいから。
 けれど、夢から覚めた母は、インスタグラムに一枚の写真を投稿した。
「娘がいなくなって三日。ようやく家が静かになった。生きている時から、いつも暗い顔をしていて、まるで世界中が自分に借りでもあるみたいだった。死んでくれて、少し楽になった」
 添えられていたのは、母が新しくしたばかりのピンクのネイルだった。
 爪先には細かなラメが散っていて、日差しの中できらきら光っていた。
 その投稿を見た瞬間、私は悟った。
 母は、私を供養してくれない。
 けれど母は知らない。
 三か月後。
 大規模感染が日本中をのみ込むことを。
 私が供養を求めたのは、冥府で楽をしたかったからではない。
 守護獣契約を買い、現世へ戻り、あの人たちを守りたかったからだ。

ポイント

総合ポイント 114
日間ポイント 0
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 10894.7% ブクマ×2 65.3%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
3
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13
平均評価
8.31
週間読者
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ブクマと評価ポイントの推移

10/23〜10/30(7日間)
ブクマ 3+0(7日間)
4 3 2 10/23 10/26 10/30
評価ポイント 108+0(7日間)
109 108 107 10/23 10/26 10/30

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/30 3 ±0 108 ±0
10/28 3 ±0 108 ±0
10/27 3 ±0 108 ±0
10/26 3 ±0 108 ±0
10/25 3 ±0 108 ±0
10/24 3 ±0 108 ±0
10/23 3 ±0 108 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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