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くろねこどらごん 2022/06/18 公開 2022/06/18 06:00 更新
「アンネローゼ!私はたった今をもって、君のことを追放する!」
昼下がりの王宮。
その一角にある庭園にて、アマザ王国第一王子、シュヴァイン・ハーネツァー・アマザは、婚約者である侯爵令嬢、アンネローゼ・レスタを指差しながら、そう高々と宣言していた。
王子の傍らにいるアンネローゼの妹シャロンは、その光景を見てほくそ笑む。
王子もそんなシャロンに笑顔を向け、もう一度高らかに婚約破棄を宣言しようと―「ちょっと待った!」して、止められた。
「誰だ!私達の未来を邪魔する者は!?」
「それは…私だ!」
ガサリと音がし、その場にいた三人はすぐさまそちらに目を向ける。
そこにはひとりの男がいた。
「私は…半年後のお前だ!過去の私よ、アンネローゼを追放してはいかん!国が滅ぶぞ!」
「なにィッ!?国が滅ぶだと!?」
コイツはなにを言ってるんだ!困惑するシュヴァインに未来の自分を名乗る男は語る。婚約破棄をした先、国が辿る運命を―――
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