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影宮閃 2024/08/28 公開 2024/08/31 15:40 更新
影の世界――我々の住む陽の世界の裏にある、もう一つの世界。
今から五千年前――怠惰な神に代わり――当時の神官たちは、悪魔に与した堕天使たちをそこに閉じ込めた。
時は移り現代――
影の女王の命により、影の世界は、陽の世界への侵攻を決める。
影の世界に閉じ込められた五千年の恨みを晴らすため――〝支配〟〝戦争〟〝飢餓〟そして〝死〟――黙示録の四騎士を中心に、影の同盟は水面下で侵攻の準備を整えていた。
一方そのころ、大人たちに隠れ、自販機の裏でタバコを吸っていた女子高生日陰コヨミは、奇妙な視線に悩まされていた。
視線の主は、真っ黒い傘をさして立ち尽くす長身の男だ。彼はコヨミの行く先々で現れ、無言でコヨミを見つめ続けるのだ。
ストーキングされる原因も、男の名前もわからず、不穏な日々を過ごす中、コヨミは生徒指導室に呼び出された。
タバコの件でぐちぐち言われるのかと思っていが、なんと、生徒指導室でコヨミを待ち構えていたのは、現役のFBI捜査官だった。
逮捕でもされるのかとびくびくするコヨミだったが、FBIよりももっと恐ろしいものが現れる。
生徒指導室の窓の外から、傘の男がコヨミを見つめているのだ。
コヨミはたまらず学校から逃げ出した。
ようやく大きな通りまでたどり着こうかという時、目の前で交通事故が起きる。大きなトラックが、横断中の歩行者の列に突っ込んだのだ。
たくさんの人が亡くなるのを目の当たりにし、力なく座り込むコヨミだったが、もっと恐ろしいことが起きる。
死んだはずの人たちが、動き出したのだ。
まるでゾンビのように立ち上がり、奇声を上げる人たちを見て、コヨミはストーカーのこともFBIのことも忘れて逃げ出した。
ゾンビたちはなぜか、コヨミのことを追いかけてくる。コヨミは無我夢中で逃げ続けるが、逃げた先に、傘の男が待ち構えている。
ゾンビに食われるくらいならストーカーの方がマシだ――コヨミがそう思って、ストーカーの脇を走り抜けた時――
「ご安心ください。私はあなたの味方です」
ほかならぬ傘の男が、コヨミに向かってそう言った。
そして、黒い傘を武器に、あっというまにゾンビたちを倒してしまった。
彼はいったい何者なのか、ゾンビがコヨミを襲う理由、FBIがコヨミを訪ねてきた理由はなんなのか、そして、影の世界との関係とは――
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