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紅弥生 2026/10/13 公開 2026/10/17 20:57 更新
かつて、この世界には魔王がいた。
人々は一致団結し、『魔法』を駆使して、長きにわたる戦いの末、ついに魔王を討伐した。
それから1000年。
この世界では『科学技術』が飛躍的に発展していた。
魔物の討伐も、かつて人々が頼っていた魔法より、科学技術を利用したほうが効率的になった。
やがて魔法は時代遅れの力となり、人々の生活から少しずつ姿を消していった。
――そんなある日。
「ワレワレハウチュウジンダ、コノホシヲノットリニキタ!!」
「はーっはっは!! この世界は退屈じゃのぉ! こんな軟弱な世界におる魔王など、討伐されて当然じゃ! 吾がこの世界を支配し、盛大な饗宴を開いてやろうぞ!!」
宇宙から現れた侵略者と、異世界からやってきた魔王。
まったく異なる二つの脅威が、同時にこの世界へと襲いかかったのだ。
そんな絶望的な状況の中、一人の少年がいた。
名前は、ガレオン。
彼は地球から転生してきた少年だった。
この世界の伝説を聞くたび、彼はあることを思い出していた。
――この世界は、前世でプレイしていたMMORPGにそっくりじゃないか?
かつてゲームの中で描かれていた、魔王との戦い。
そして、その戦いでプレイヤーが駆使していた魔法。
もし、あの頃の知識が今も通用するのなら。
異世界の魔王と宇宙人、二つの侵略者を相手にしても、勝ち目はあるかもしれない。
なぜならガレオンは知っているのだ。
誰もが見捨てた魔法に、まだ可能性が残されていることを。
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