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蒼雲空 2020/12/27 公開 2021/11/02 21:02 更新
「人を率いる勇者なんかじゃない! 皆を守れる騎士に俺はなるんだ!」
小さな頃にハマったゲームの影響で、物語に出てくるような騎士に憧れ、自分も騎士になるのだという現代においては荒唐無稽な夢を抱いた大岸信也は、中学卒業までは親友達四人のサポートを受け、毎日のように騎士になるための訓練に明け暮れていた。
しかしそんな信也も、とある理由から高校に進学すると共に夢を語ることは無くなってしまった。
そんな信也が高校二年生になった春、放課後の教室でいつもの親友達と共に遊んでいる最中、唐突に親友達諸共に異世界へと勇者として召喚されてしまったのだが、そこは魔族と人族が争っている世界であった。
遥か昔に人族を支配していた魔族を今一度撃退するため、人族解放の伝説の再来を願い、勇者として召喚された信也達は、人族諸国連合軍の総大将になって欲しいと頼まれるのだが、はいやりますなどと気楽に言える筈も無く、当然のように元の世界に帰りたいと願うのであった。
しかし信也達に告げられたのは、勇者を元の世界に送り返す方法は知らないという無慈悲とも言える答えであった。だかその次の日、帰還の手掛かりを持った一人の王が信也達の協力に名乗りをあげた。
これは騎士に憧れた少年が、親友達と共に魔族との戦争をなんとしても生き延びて、元の世界へと帰るために奮闘していく物語である。
騎士に憧れ続けた少年は、人に願われた勇者ではなく、自身が夢見た騎士を目指す。
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