歴史 短編

大日本帝国は勝利した。だが、玉座の奥にいるものには誰も逆らえない

キサイ 2026/06/25 公開 2026/06/25 11:36 更新

あらすじ

1941年12月。
太平洋戦争が始まる。日本軍は各地で勝利を重ねるが、中国戦線は泥沼化し、戦局は長期消耗戦に向かうはずだった。

だが、その歴史は突然ねじ曲がる。

皇居の奥深く、限られた者しか知らぬ場所に座す“それ”は、人も兵器も国家も区別しない。
自らにとっての“障害”を無効化し、海を従え、都市も軍隊も痕跡ひとつ残さず消し去る終末存在。

最初は日本軍の戦いを眺めていた“それ”は、やがて苛立つ。
「なぜ本丸を潰さず、周辺で勝って喜んでいるのか」

そして出陣する。

たった二日。
中国戦線は敵味方まとめて消滅し、続いてアメリカ本土は崩壊。
ロサンゼルスもワシントンもニューヨークも、毛一本残さず消えた。

昭和天皇は勝利宣言を読み上げる。
後ろには大本営の軍首脳たち。
国民は「皇軍の猛攻による歴史的大勝利」と信じ、熱狂する。

だが、真実を知る一握りの者たちは震えていた。
日本は勝ったのではない。
終末の神に、勝たせてもらっただけなのだ。

世界は大日本帝国の支配下に入る。
反乱を起こした国は消され、反乱軍だけが跡形もなく消滅するたび、人々はそれを「天罰」と呼ぶようになる。
忠誠は恐怖となり、恐怖はやがて信仰へ変わっていく。

そして帝国の頂点にある昭和天皇すら知っていた。
自分は世界の支配者ではない。
玉座の奥にいる“それ”の代弁者にすぎないのだと。

ポイント

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ブクマと評価ポイントの推移

10/26〜11/01(7日間)
ブクマ 3+0(7日間)
4 3 2 10/26 10/29 11/01
評価ポイント 18+0(7日間)
19 18 17 10/26 10/29 11/01

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
11/01 3 ±0 18 ±0
10/31 3 ±0 18 ±0
10/30 3 ±0 18 ±0
10/29 3 ±0 18 ±0
10/28 3 ±0 18 ±0
10/27 3 ±0 18 ±0
10/26 3 ±0 18 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

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