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冬野 狸 2026/07/04 公開 2026/08/08 19:14 更新
『二十の夜巡り、明日来たる時に』
アンネグレートが手にしているカードは、彼女の婚約者ハラルドのもとに来た『月来香の館』という娼館からの招待状だ。
アンネグレートはハラルドに「今夜は家でおとなしくしていなさい」と言う。彼はそれを聞き入れず、娼館へと行ってしまった。
アンネグレートはそれを見て嘲笑っていた。
ハラルドは娼館にて場違いな部屋に通された。そこで出会ったのは月下美人のような女、セルディーネ。
彼女は娼館の管理人だと名乗り、娼館を利用した回数が二十回目になるハラルドのために特別な趣向があるのだと告げる。
ハラルドは酒に仕込まれた薬により意識が朦朧とする。セルディーネは彼に言う。
「なぜ、と問いたいでしょう? 教えてあげますよ、もちろん。それはね、貴方が最低の男だからです」
アンネグレートはすべてを知っていた。
ハラルドが『月来香の館』に通っていることも、その回数も。その夜、ハラルドが館に行けば、どうなるのかも。
『月来香の館』は、遠方の国、ファルバライト女王国が、とある目的のために経営しているものだ。
そこを二十回利用した男は、国にも家族からも見放されて女王国に送られる。
選ばれるには条件がある。それは誰もが見放すクズ男であること。
婚約を解消できないアンネグレートは、自分の未来のためにハラルドを見放した。
アンネグレートはなぜハラルドを見限ったのか? 彼女の望む未来とは?
最低男が途中で気持ち悪いことを言うので、苦手な方はご注意ください。
最低男はひどい目にあいますが、その描写は数字大きめのR指定が入るので書いてありません。脳内補完をお願いします。
確かに言えることは、アンネグレートは幸せになるということですね。
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