推理 連載中・全1話

パンドラの箱が開く時    (上)   副題 神霊界の秘密

堀本廣 2016/10/31 公開 2016/10/31 09:52 更新

あらすじ

 1997年、松本満は中学を卒業と共に小田原の叔父の家をでる。彼は松本の父親の弟である。両親は彼が10歳の時に死んでいる。
松本は母の実家がある常滑まで歩ていく。途中豊橋で天源教の信者と知り合いになる。
 母の実家で母の兄と称する大山に会うが、母は養女として大山家に入ったが後年大山家を飛び出して結婚して小田原に移り住んだ事を知る。この事は両親からは聞かされてはいなかった。
 大山は母の故郷は飛騨高山という。松本は天源教の本部は飛騨高山にあると聞かされていたので、行こうと決心する。大山は送ってやるというので、彼に連れられ母の故郷の飛神家にいく。
 ここで母の父飛神善蔵に会う。彼の弟の子、飛神徳治の子の雪絵を知る。
 雪絵は位山の麓にある天源教の本部に松本を連れていく。教祖の鮫島から天源教の教義がギリシャの神々であると教えられる。しかし、信仰の対象がゼウスではなくパンドラであると聞かされる。それと日本神話がギリシャ神話と似ていると聞かされる。
一方飛神善蔵は飛神家に古来から伝わる神話を松本に教える。
 それは”ひ”神で中津民族(天皇家)が日本に上陸する前は飛神が日本の支配者であったという。
 天源教の祝礼祭の時、豊橋で知りあった天源教の信者(横山)からギリシャ神話について聞かされる。祝礼祭の講話で、教祖は近い将来位山の地底でパンドラの箱が発見され、それを開くのが天源教であると強調する。
 後日教祖が留守の時、天源教の本部で教祖の秘書、末次から日本神話と、ギリシャ神話の具体的な相似点を聞かされる。そして”ひ”の神こそ天照大神であると教えられる。
 松本がパンドラについて聞こうとした時
飛神善蔵の傷害事件の訃報が入る。幸い一命をとりとめた飛神は犯人は息子の飛神重徳ある事、彼は位山に眠る〝ひ”の神の秘宝を解く鍵を出すよう父親の善蔵に迫った。拒否されて父親を刺したのだった。
 次に狙われるのは松本と雪絵であると徳治に話して、2人を隠すよう言い残して死ぬ。
この時天源教の鮫島教祖が駆けつける。飛神重徳は教祖に松本と雪絵の身の安全と警護を依頼する。
 位山の地底に眠る秘宝(パンドラの箱)の岩戸開きは2年後に迫っていたのである。

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