ハイファンタジー 連載中・全115話

『もう頑張らないと決めた元介護福祉士は、追放令嬢と辺境で暮らす』〜冤罪で全てを失った公爵令嬢と、何者にもならなくていいスローライフ〜

伊佐波瑞樹 2026/09/29 公開 2026/10/31 14:31 更新

あらすじ

夜勤、人手不足、鳴り続けるコール、記録、委員会、事故対応――。

介護福祉士として働いていた二十七歳の青年・ユウは、仕事そのものが嫌いだったわけではない。

誰かのできないことをすべて代わりにやるのではなく、その人に残された力を活かしながら、必要なところだけ手伝う。

そんな仕事には、確かなやりがいを感じていた。

けれど、人を支えるために自分を削り続ける毎日には、もう疲れてしまった。

そんなユウが異世界へ転移して手に入れたのは、十冊の魔導書を扱える規格外の能力《魔導書庫》。

その力を知った者たちは、彼に大きな可能性を見出す。

けれど、ユウが望んだのは英雄になることでも、偉くなることでもなかった。

――もう、頑張り続けるのはやめよう。

そう決めたユウが選んだのは、老人の多い辺境の小さな村。

畑を耕し、壊れたものを直し、風呂を沸かす。
困っている人がいれば、できる範囲で手を貸す。

でも、全部は背負わない。
疲れたら休む。
何もしたくない日は、何もしない。

そんな穏やかな暮らしの中で、ユウは少しずつ「誰かの役に立ち続けなくても、ここにいていい」という感覚を取り戻していく。

そしてある日。

そんな辺境へ、一人の少女が追放されてくる。

彼女は十九歳の公爵令嬢。

身に覚えのない罪によって婚約を失い、立場を失い、それまで生きてきた場所からも追われた少女は、自分にはもう何も残っていないと思っていた。

そんな彼女と出会っても、ユウは失ったものを取り戻せとは言わない。

立ち直れとも、前を向けとも言わない。

ただ、疲れているなら休めばいいと言う。

畑仕事をして、ご飯を食べて。
村人たちに振り回され、ときには魔法を使って。
何もしたくない日は、本当に何もしない。

そうして過ごす何気ない毎日の中で、二人の時間は少しずつ重なっていく。

頑張り続けなければ価値がないと思っていた元介護福祉士と、

誰かと比べながら、自分には足りないものばかりだと思っていた追放令嬢。

これは、そんな二人が何者にもならなくていい辺境の小さな村で出会い、自分で選んだ人生と居場所を少しずつ見つけていく物語。

追放されたからこそ、始められる人生もある。

今日くらいは頑張らなくてもいい。

明日のことは、明日になってから考えればいいのだから。

ポイント

総合ポイント 46
日間ポイント 2
日間ランクイン [未取得]
最高順位 [未取得]
評価ポイント 2043.5% ブクマ×2 2656.5%

日間ポイントは、なろうの18〜19時ごろの集計値です。

読者の反応

ブクマ
13
感想
0
レビュー
0
評価者数
2
平均評価
10.00
週間読者
615

ブクマと評価ポイントの推移

10/25〜10/31(7日間)
ブクマ 13+5(7日間)
14 12 10 8 10/25 10/28 10/31
評価ポイント 20+0(7日間)
21 20 19 10/25 10/28 10/31

日別の値

新しい順・下の段は前日比
日付 ブクマ 評価P
10/31 13 +1 20 ±0
10/30 12 +1 20 ±0
10/29 11 +1 20 ±0
10/28 10 ±0 20 ±0
10/27 10 ±0 20 ±0
10/26 10 +1 20 ±0
10/25 9 +1 20 ±0

「全期間」は直近30日分までを表示します(リアルタイム表示では、これに現在値が加わります)。

総合ランキングの推移

順位を読み込んでいます…