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織河トオコ 2025/06/13 公開 2026/10/29 02:51 更新
その想いは、愛と呼ぶには穢れていて、呪いと呼ぶには愛おしい。
2030年、日本の神仏霊妖は魔に落ちた。
八百万の神々、妖、鬼——古代より人々に語られ、忘れ去られつつあった存在が異形となって跋扈する、混沌の都《千年京》。
異類婚姻譚の破棄、三の法則、神隠しの条件、ヤマタノオロチの伝説——ここでは伝承が退魔を握る鍵となる。語り継がれてきた物語から攻略法を探し、倒すための条件を揃え、最後は、自らの術と刃で敵を討つ。
そんな異界に、一筋の希望となる青年がいた。
全ての元凶《逢魔》の打倒を誓う青年——《華上 亜蓮》。
千年京に蔓延る魔を祓う唯一の力《浄炎華法》を持つ彼の元には、それぞれに傷と想いを抱えた仲間達が集い、共に魔へと立ち向かっていた。
誰かを守るために傷つき、愛するがゆえに道を踏み外す。意思すら物語に縛られる過酷な戦いの中で、彼らの想いは力となり、弱さとなり、戦う理由となっていく。
——傷ついてもいい。その痛みごと斬り進め。
伝承と現代、愛と業が交錯する退魔群像劇。
⭐︎作中で扱う神話・昔話・伝承には諸説あります。本作では、今日まで語り継がれてきた神や妖怪、怪異達が、時代や人の手を渡り、形を変えながら生き続けてきたことも伝承の魅力のひとつと捉え、その「諸説ある」ことも含めて独自の解釈やアレンジを加えて作品を作っています。
⭐︎この作品はカクヨムでも連載しています。
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